データベースからExcel,CSV,HTMLのファイルを作成 [SPL-0003]

データベースに蓄積された会員情報を取得し、Excel、CSV、HTMLの各形式でファイルを作成します。
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データベースの情報から3つの形式でファイル作成

データベースの情報を活用するために、さまざまな形式で参照したいという要望はよくあること。しかし実際にさまざまな形式への変換を行うプログラムやシステムを作成するためには、プログラミング言語、データベースや形式変換のためのインターフェイスなどの専門知識が必要になります。
Excel形式に変換する場合、最近ではそのようにプログラミングすることなく、グラフィカルなインターフェイスを使ってデータベースのフィールドとExcelのセルを関連付けて、Excelファイルを作成できるツールが増えてきました。ASTERIA Warpもその1つです:)
やりたいことはデータベースとExcelファイルの入出力のみ、できればCSV、HTMLの形式にも、、、であるにもかかわらず、それらのツールにはたくさんの(使わない)機能がついていて高価であったり、フィールドとセルを関連付けるための(複雑な)操作方法を覚えなければならなかったり、HTML形式を作成したい場合には雛形となるHTMLファイルを用意しなければならなかったり、、、

パイプラインでやってみよう

このパイプラインでは、毎週日曜にデータベースに蓄積された会員情報を取得し、Excel、CSV、HTMLの各形式でファイルを作成します。このように、プログラミングする必要なくデータベースの情報を取得したり、Excelファイルを作成したり簡単にできます。Excelのセルの位置、セルの範囲は使い慣れたSheet1!A1:C10のような形式で指定します。パイプライン機能では、データベースのテーブル、フィールドの参照がボタン1つでできるようになっており、データベースのフィールドとExcelのセルの関連付けは「参照式」という機能を使ってクリック1つで定義できるようになっています。さらに、HTMLファイルを用意することなく、パイプライン機能がもっている雛形を使えば表を含むHTMLファイルが作成できます。
パイプライン機能にはExcel、CSV、HTMLファイルを作成する他にも、フォルダを監視してExcel、CSVファイルを読み込む、メールに添付されたExcel、CSVファイルを読み込む、などの入力機能があります。また、データベースの更新を監視、データベースへ出力する機能があり、DB2、MySQL、Oracle、PostgreSQL、SQL Serverなどに対応しています。

「本当にそれしか使わないんだけど...」

ASTERIA Warpにはデータベースからの取込み、Excel、CSV、HTML形式でのファイル作成が標準機能で実現できます。「本当にそれしか使わないんだけど...」という方には、使いたい機能だけを選ぶことができるASTERIA Warp Liteでさらに低価格でご提供することができます。あとで機能を拡張したい場合には機能を追加したり、さらに複雑なデータ連携が必要になった場合にはフロー機能を備えたASTERIA Warpにアップグレードしたりすることができます。

ダウンロード

ダウンロードの前に「ダウンロードソフトウェア契約書」を読んでください。
パイプラインの実行手順は「はじめにお読みください」を読んでください。

SPL-0003.par (パイプライン)
demo03.zip (サンプルデータ)

※03_testDB作成パイプラインを先に一度だけ実行してください。

パイプラインの内容

03_01RDB->Excel,CSV,HTML

データベースに蓄積された会員情報を取得し、Excel、CSV、HTMLの各形式でファイルを作成します。

デモのパイプラインを参照する

コーディネーターにログインし、パイプラインを参照してみましょう。

  1. コーディネーターにログインします。
  2. パイプラインリストの「03_01RDB->Excel,CSV,HTML」をクリックします。

※パイプラインリスト上部にある検索フィールドを使って「03_」のようにデモ番号を入力して検索すると参照しやすくなります。

センサーをクリック

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作成する現在の日付をExcelファイルに書き込むために、システム情報から取得してパイプラインの中でユーザーが定義して使えるユーザー変数に設定しています。変数は、上部にある「データ」タブをクリックして表示される画面で定義します。

フィルターをクリック

フィルターでは、流れるデータのフィード情報とエントリー情報の日付データをフォーマット変換して、パイプラインの中でユーザーが定義して使えるユーザー変数、レコード変数に設定しています。変数は、上部にある「データ」タブをクリックして表示される画面で定義します。 流れるデータは、コーディネーターでは$<xxx.xxx>のような参照式という書式で表されます。項目の入力フィールドをクリックすると参照式の候補が表示され、候補からクリック1つでフィールドに入力設定できます。

ジョイントをクリック

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ジョイントでは、複数のアクションを設定することができます。画面上部のアクション名タブで設定画面の表示や順序を切り替えます。初期設定ではタブの左から順に実行されます。ここでは、Excel,CSV,HTMLファイルのそれぞれを作成するアクションを設定しています。
「Excel 形式で保存」アクションでは、表の罫線や見出し項目などを記述したテンプートとなるExcelファイルを「テンプレートファイルのパス」項目に指定します。テンプレートファイルを元に情報を書き出したいセルの位置、セルの範囲を「レコード領域」「単一セルのマッピング」「レコードのマッピング」項目に設定します。
フィルターで読み込んだデータベースのレコード情報は、パイプラインの中で参照できるように「流れるデータ」として自動的に定義されます。流れるデータは、コーディネーターでは$<xxx.xxx>のような参照式という書式で表されます。項目の入力フィールドをクリックすると参照式の候補が緑色のポップアップウィンドウで表示され、候補からクリック1つでフィールドに入力設定できます。
「HTML表の作成・更新」アクションで作成するHTMLファイルは、パイプライン機能で用意されたテンプレートを使うのでユーザーが用意する必要なく、すぐ作成できるようになっています。

データベース

ここで使用しているデータは、サンプルとしてパイプライン機能に標準でついている内部データベースに登録してあります。内部データベースの内容は、コーディネーターにあるパイプラインサービスやシステムの状態を監視・参照できる上部タブ「Monitor」で管理することができます。
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動作環境

ASTERIA Warp 4.4以上

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