WARP4.8では様々なところでパフォーマンスチューニングが行われています。その1つがCopyFileコンポーネントです。CopyFileコンポーネントでのファイルコピーのスピードがバージョン4.7.1以前よりも格段に速くなっています。
それでは、約200MBのファイルを5ファイルコピーするフローで実行時間を比べてみましょう。ASTERIAサーバーが実行されているマシンのOSはWindows7で、ネットワーク越しに別のマシンの共有フォルダーへファイルをコピーします。
※共有フォルダへのアクセスについてはこちらのFAQをご覧ください。
フローはいつも通りCopyFileコンポーネントが置かれているだけの簡単なフローです。
フローを実行すると、FlowService.logにフローの実行時間が出力されます。出力されたログの一部を抜粋します。
フローの実行が終了しました: /guest.Project1.Flow1 [336494ms]
これがバージョン4.7.1での実行結果です。336494ミリ秒ということは約336秒なので5分36秒ということになりますね。
次のログはバージョン4.8で同じフローを実行したときのものです。
フローの実行が終了しました: /guest.Project1.Flow1 [100658ms]
こちらの場合は、100658ミリ秒なので約101秒、つまり1分41秒ということになります。今回のケースでは以前のバージョンと比較すると3.3倍ぐらい速くなっていることが分かります。