環境や設定に変更がなく運用中にパイプラインが突然エラーで終了するときには、パイプラインログに次のメッセージが出力されている場合があります。
com.infoteria.asteria.mbus.queue.QueueException: javax.jms.JMSException: failed batch
これはパイプラインのシステムDBのデータファイルが上限である2GBを超えている可能性があります。下記ディレクトリにあるファイルサイズをご確認ください。
[DATA_DIR]/pipeline/data/queue/activemq4/hsqldb
※[DATA_DIR]はWindowsの初期設定ではC:/asteriahome
このシステムDBには、パイプライン実行中にエラーとなったリクエストなどが貯められています。 エラーとなったリクエストが全て削除されますが、次の手順で復旧することができます。
- パイプラインサービスを停止する。
- 上記ディレクトリのファイル類を別の場所に移動する。
※[DATA_DIR]直下以外の場所に移動してください。 - パイプラインサービスを起動する。
パイプラインサービスの設定で、定期的にメンテナンスを行う際にはシステムDBが整理され肥大化を防ぐことができます。定期的にメンテナンスを実施していない、またはメンテナンス実施時刻にパイプラインサービスが停止している場合には、適切にメンテナンスが行われないため設定を見直すようにしてください。
※システムDBを含んだメンテナンスは、バージョン4.2以降の機能です。
メンテナンスは、パイプラインコーディネーターの「Settings」-「サーバー設定」-「メンテナンス」で確認することができます。
メンテナンスについて詳しくは、パイプラインサービスマニュアル「コーディネーター操作ガイド」-「サービスを設定する」-「サーバー設定」-「メンテナンス」を参照してください。