パイプラインの稼動監視には次のような方法があります。どのような方法を組み合わせて監視するかは監視のポリシーによって異なります。
■プロセス
監視対象となるパイプラインサービスのメインプロセスは、稼動しているOSによって次のような方法で監視することができます。
プロセスの監視については、パイプラインサービスマニュアルの「運用ガイド」-「稼動監視」-「メインプロセスの監視」を参照してください。
<Windows>
1.スタートメニュー起動する場合
パイプラインサービスをWindowsスタートメニューから起動した場合、パイプラインサービスのメインプロセスのプロセス名「plsvc.exe」が存在するかどうかで稼働を監視することができます。
[INSTALL_DIR]\pipeline\bin\plsvc.exe
2.サービスから起動する場合
パイプラインサービスをWindowsサービスから起動した場合、WindowsのNETコマンドでサービスの稼働確認ができます。
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c:\>NET START
次の Windows サービスが開始されています:
・・・・
ASTERIA WARP Pipeline Service
・・・・
コマンドは正常に終了しました。
--------------------------------
パイプラインサービスのメインプロセスASTERIA Monitorのプロセス名「asjs.exe」が存在するかどうかでも稼働を監視することができます。
[INSTALL_DIR]\pipeline\bin\asjs.exe
実行中の各サービスも監視を行うとすれば、フローサービスの各種プロセス名は「java.exe」になります。
[INSTALL_DIR]\jre\bin\java.exe
<UNIX>
パイプラインサービスをUNIXで起動した場合、パイプラインサービスのメインプロセスはプロセスIDを[INSTALL_DIR]/pipeline /log/pipeline.pidファイルに出力します。このプロセスIDを監視することでメインプロセスの稼働確認ができます。
psコマンドで各プロセスを表示した場合には以下が表示されます。これらのプロセスの起動が確認できれば正常に稼働していると判断できます。
[INSTALL_DIR]/jre/bin/java で始まるプロセス(親プロセス)
[INSTALL_DIR]/pipeline/../jre/bin/java で始まるプロセス(子プロセス)
■ログファイル
パイプラインサービス全体ログ: [INSTALL_DIR]/pipeline/log/pipeline.log
パイプライン処理エンジンログ: [INSTALL_DIR]/pipeline/log/pipeline-engine.log
ログに出力されるエラーの詳細については、パイプラインサービスマニュアルの「運用ガイド」-「エラーコード一覧」を参照してください。
■パイプライン実行の監視
監視用の簡易なパイプラインを作成し、その結果を監視するという方法も考えられます。