エラー処理後にメインフローに 戻るようにするには

ExceptionReturn コンポーネント

エラー処理フローが終了コンポーネントで終わった場合、通常はすべてのフローの実行が終了し、リクエストも終了します。エラー処理を行ったあと、呼び出し元のメインフローに復帰して処理を継続するには、ExceptionReturn コンポーネントを利用して終了します。

エラー処理後にメインフローに戻るよう設定する

1.エラー処理フローを表示し、終了コンポーネントを右クリックして、「終了コンポーネントの置き換え」-「ExceptionReturn」を選択する

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HINT

「エラー処理後の動作」プロパティ
ExceptionReturn コンポーネントの「エラー処理後の動作」プロパティが「次のコンポーネント」の場合、そこからリンクしている次のコンポーネントに制御が移ります。 また、エラー処理後の動作が「フローの終了」の場合、エラーが発生したコンポーネントを含む呼び出し元のメインフローを終了させます。

「出力形態」プロパティ
ExceptionReturn コンポーネントの「出力形態」プロパティでは、フローがループしている場合の出力ストリームの形式を指定します。このプロパティの指定により、複数レコードのストリームを 1 つにまとめたり、コンテナに入れて出力できます。

 

2.ExceptionReturnコンポーネントの「エラー処理後の動作」プロパティで「次のコンポーネント」を指定する

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このフローがエラー処理フローとして指定されている場合、エラーが発生してエラー処理が行われたあとは、メインフローに復帰して処理を継続するようになります。コンポーネントプロパティで、エラー処理フローからの復帰先や出力形態を設定できます。

 

HINT

終了コンポーネントの選択
メインフロー起動のトリガーが HTTP 起動や SOAP 起動で、レスポンスデータが必要な場合、エラー処理フローでもそれぞれ HttpEnd コンポーネント、EndResponse コンポーネントで終了設定します。FTP起動、スケジュール起動など結果データの必要がなければ、End コンポーネントで終了設定します。エラー処理フローでパラレルやループ処理を行う場合には、Break コンポーネントも使用できます。通常これらの終了コンポーネントで終わった場合、すべてのフローの実行が終了し、リクエストも終了しますが、エラー処理フローで処理を終了させずに、メインフローに処理を戻して再開させるには、ExceptionReturn コンポーネントを使用します。

 

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